王子は友達が住んでいて、よく遊びに来ていましたがその近隣へは行ったことがなく、都電梶原駅の方を巡りました。梶原駅からすぐ、可愛い形をした都電モナカで有名な和菓子屋さんをはじめとする梶原銀座商店街があります。この日は祭日なのか、残念な事に和菓子屋さんやお惣菜さんなど数件しか開いていませんでした。
都電のかわいい形をした、都電最中を販売する和菓子屋さん。
その先は突き当たってこの辺りで商店街が終わり、住宅街となります。更に住宅街を進むと、読売新聞社の工場がありますが、その工場にビックリ!モダンな建物で昔の三角屋根などの工場のイメージが一転します。
読売新聞社の工場。建物が立派で少し前の工場と違います。
工場の横の公園から歩道が続き川に出ます。浅草へ流れる隅田川です。キレイに整備され散歩も楽しそう。暖かく陽気も良ければ、お弁当を広げても良さそうです。川の水もこの季節だからかキレイな水色に澄み、何となく水を見ていると落ち着きます。
ここには梶原の渡船場と言う物があったそうです。対岸の足立区から、こちら北区梶原へ渡るもので、明治時代に梶原の紡績工場へ通ったそうです。
交通手段の整備とともにこの渡し場も使われなくなり、昭和36年に廃止になったそうです。
この紡績工場の跡にキリンビールの工場が造られ、その後に読売新聞社の立派な工場が造られたそうです。
この場所に梶原の渡船場があったそうです。
白山神社は落ち着いた雰囲気でたたずみます。
隅田川を背にして、白山神社が建ちます。静かな雰囲気でこの辺りを見守っていらっしゃるのですね。
明治通りを王子の方に戻り、王子駅の反対方面へ。何があるのかワクワクします。しばらくすると大きな団地が現われました。豊島5丁目団地でその大きさに驚きます。1階は商店街になっていてとても楽しそう。
左右の商店街の中央は広場になっており、私も自転車を止めて、ベンチに座り缶コーヒーを飲み休憩です。お年寄りが腰掛けていたり、子供が遊んでいたりほのぼのとした光景で、「ほっ」と、心が温まります。
豊島5丁目団地。1階にお店もたくさんあります。
「そろそろ帰ろう・・・」。せっかくだから赤羽まで行こうと、ゆっくりペースでペダルをこぎました。
知らない街を巡るのは本当に楽しいですね。車で走る事が多い明治通りなど、自転車だど思わぬ発見があったり、「この先はどうなっているのかな?」などワクワクします。またどこか自転車を走らせたいと思います。